※以下、2019年10月10日の「塾長のひとりごと」で綴った、お便りです。

 消去するのが忍びない、塾の指導方針にも関わる大切なメッセージでしたので

 ここに残すことにしました。もしよろしければ、御覧ください。

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 2019年10月10

  

塾長のひとりごと

 

「親子仲良好」が入塾条件です。

 

当塾での受け入れ基準は、成績云々でなく、

家庭環境を重視。

親子仲イイと、スムーズに成績アップしてゆくし

子供も喜ぶし、それを見守るお母さんもニッコリ。

 

当塾では子供への指導が終わった後 

子供をその場に残して、話を耳にする場所にいるようにしつつ

リラックスしていていいよ、と伝えています。 

 

当塾は、保護者の方とのコミュニケーションを大切にしていますが

同時に、生徒である子供たちの気持ちも汲み取るように心がけております。

お子さんを褒める時は親の前でしっかり褒めつつ、

改善すべき時は解決策を提案しながら 

アフターフォローとして授業後に10~30分位で

親御さんへ当日の指導報告・連絡をしています。

その時、子供は敢えてその場に居てもらいます。

 

大人の話に耳を少し傾けながら、

何を話しているのかわからない部分があっても、

一緒にその場で彼らなりの時間を過ごしてもらい、

親と先生が話をするのを、敢えて耳に入れるようにしているのです。

 

勿論、大人同士の話が全てわかるわけではありません。  

ただ、子供は子供なりに観じるところがあると思うのです・・・ 

 「がんばろう」とか、「ほめられている」とか。

 

私の自分の子供時代を振り返っても、

母親と大人が話しているのを、子供なりに眺めていた時

「参加している」気分になれた思い出が。

逆に・・・「あっち、行ってて」となると 

「何を話しているんだろう」って、気になっていました。

ネガティブなことを言われているのかな、と不安になったりもして。

 

だから、そういった心配をさせないためにも

子供には、「大丈夫だよ」という、無言のメッセージを送りながら

その場に居るように伝えています。

 

当塾は、その短い指導後アフターフォロー時間も、

親子の両方にとての「貴重な時間」として大切にしたいのです。

  

この、指導時間後のフォロー時間に

親も子供、指導者の私を介して

みんなで一体となって勉強に取り組むとなると・・・ 

親子仲が良い、もしくはコミュニケーションの風通しが良いのが、

自然と、当塾の指導スタイルからの「入塾条件」となるのです。

 

親子仲が悪いと、子供は居心地が悪そうに早く帰りたがります。 

それを親が気を遣い、変に子供に合わせるフリをしますが・・・

でも、結局、そこには「親子愛」も「コミュニケーション」も

何もないんですよね。

 

本来、国語で必要とされる、情緒の機微を知る感性や

客観的にものごとをみる思想は、親子間のやりとりがないところに

何も育ちません。

 

心の交流が全く感じられない環境で、国語の実力はアップしません。

これは、英語の指導でも、究極のところ、同様です。

  

本当に国語や英語といった、語学力の問われる科目の

成績を上げたいのなら・・・ 

 

算数のように、公式を与えて当てはめて正確に解いて 

「よくできたね~」という、幼稚園児教育を塾に任せるだけで、

親が指導に何も関与しない、というのなら・・・

 

それなら、「〇〇式」的な、大手フランチャイズ塾へ行けばよいのです。

マニュアル化されていて、可視化されていて、満足できることでしょう。

 

でも、それが「どうもちがう」と、親子共に違和感を覚えるのであれば

きっと、わが塾は、お役に立てるかと。

 

私の塾は、誰でも「教えてあげます」という、

サービス業のような塾ではありません。

 

相性の合う御家庭のお母さん方は楽しんで、

時に真剣に家庭教育に悩みながら、さらに私と一緒に悩みや不安を共有します。

塾長としては改善策を具体的に提案、その後の進み具合をチェックしながら

指導面でのアフターフォローをしっかり行っています。

そのメリットを活かしていただき、皆さん長期的に塾通いをされています。

 

御家庭も当塾も、お互いが気持ちよく国語や英語の語学指導を通して、

御縁を深めながら「Win Win」になることを目標としています。

 

塾生のお子さん・保護者の皆さま、そして当塾と

良き御縁で、国語(日本語)を通して英語も同様にすべての語学力が向上、

主要科目で文章力の必要な、理科や社会も得意になる一助になれば

これ以上の幸せはないと考えています。

 

御縁がございましたら、指導を通じて長きおつきあいが生まれますように。

 

 

ことばの教育塾 塾長 豊田